多治米店ブログ

2013年01月08日

巳年について

今年は巳年ということで
『へび』についてのうんちくをひとつ


「巳」(み、し)という字は、胎児の形を表した象形文字で、
蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、
 「起こる、始まる、定まる」などの意味があります。

「巳」を動物にあてはめると「蛇」になりますが、古来より、
蛇は信仰の対象となっており、谷神(やとのかみ。谷や低湿地を司る)、
 豊穣神、天候神などとして崇められてきました。

祭祀や祀りごとの「祀」に「巳」が用いられているのは、
「祀」とは自然神を祀ることをいい、
自然神の代表的な神格が巳(蛇)だったからです。

また、蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させ、
餌を食べなくても長く生きることから「神の使い」として崇められ、
全国各地に蛇神を祀っている神社があります。

たとえば、七福神のひとつである「弁財天」は蓄財と芸能の女神ですが、
 蛇の形をした神として祀られていることも多いです。

また、蛇の抜け殻を財布に入れて蓄財を願うなど、
 お守りにする風習が今でもみられます。

巳の特徴は探究心と情熱。蛇は執念深いとされていますが、
恩を忘れず、助けてくれた人には恩返しをすると言われています。

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